2011年の締め括りのお話
小雪です、こんにちは。
2011年も終わりですね。
って今月何回も「もう終わりですね」とか書いている気がするけど(笑
まあいいや。
今日はこの2011年の最後の更新記事としてこんな話を
書いてみたいと思います。
以前 2007年の11月(4年も前になるんですね)に
私、こういう記事をブログとメルマガに書いた事あるんですよ。
とある文章の転載記事なんですけどね。
転載ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも活きがいい。
それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。
すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。
旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」 と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」 と旅行者が聞くと、
漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…
ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。 やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」
漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」 と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、 日が高くなるまでゆっくり寝て、
日中は釣りをしたり、 子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、 歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」
転載ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私がこの文をはじめて読んだ時にすごく心に残って
その勢いでブログやメルマガでもこの文を転載して
「この漁師みたいでありたいな~」みたいな事を書いたんですけどね。
それが2007年の11月だから
私がアフィリエイトをスタートして一年くらいの時です。
それなりに収入も上がって本業になって生活していたけど
「先」はまだ霧の中・・・みたいな状態の時期ですね。
振り返って考えて。
確かにあの頃から色々な人ももちろんいて。
特に男性アフィリエイターさんとかは背負う物もありますしね。
法人化していったり、リアルビジネスと融合したり
表舞台からは消えて裏に回ってコンサル側にかっていったり。
色々な方向性があって、私自身も
「この先どうしようかな・・・」と思い始めた頃でした。
ただ、根底にずっとあるのが私が女だからかもですが・・
法人化とか、独立!とか「もっと稼ごう」って事より
「どうしたら今よりもっと自由な時間が増やしていけるのか」
興味があるのはそっちでした。
考え方を変えれば、もっと違う視点で短期集中してとにかく稼いで。
お金を貯めたり、人を雇って作業を分散させたりっていう「形」があるのも
わかるんだけど。
でも、私の知る限りそれで「楽になったな」って人あまりいないんですよね。
なんかもっと忙しくなっていったり、責任も増えてストレスたまったり
それが故での「失う事」の怖さも大きくなっていったり。
走り続けないといけない状態というか「立ち止まる事が怖くなる」
みたいなね。
で、そういうのって
もちろんそれ以上に得られる事や充実感とかあるんでしょうが、
私はあまりそういう事に興味がないというか・・・
豪華な外食より、家で好きな時に好きな料理ができたり、
お洒落してのパーティーより、おしゃれしなくても部屋着で集まれる
友達との飲み会がすごく幸せだったり。
でもそういう事を言うと
「もっと稼げるのにもったいない」とか
「結局それ以上ができないからの言い訳でしょ?」
とか言われたりした事もあるんだけどなんというのか・・・
「どうとでも思ってくださいな」としか言えないんですよね。
「やればできるのよ」なんてすら思ってないですしね。
「やればできる」のではなく結果として
「やらなきゃ一緒」なんだから。できないのと同じです。
で、この仕事ももっと楽になりたいとかもなく
メルマガ書くのも、ブログを更新するのも好きだし
読者様からのメールに返信するのも楽しいし。
ある意味これすら無くなったらほんと生きがいもなくなっちゃいそうで。
唯一の「生活の張り」になっている部分だったりもしますしね。
だから「もっと稼ぎたい」って形より
「いかに今の生活をキープし続けていけるのか」のアイデアやスタイルに
人一倍執着して拘って取り組んできた結果が今の形なんだと思います。
でもね。
このさっきの「漁師」の話とかを以前紹介した時もそうだったんだけど
「感銘受けました!」とか「やっぱマイペースが一番ですよね!」
「ガツガツより自分のペースで頑張ります!」
って感じのメールくれた方もいるんですが。
私、それはまたそれで「違う」と思うんですよね。
マイペースとか「自分のスタイル」っていうのはさ、
あくまでもこの漁師も同じで
「自分や家族が食うに困らない形」が作れている上での話しなんですよね。
家族や自分が困っているのにマイペースで仕事をして
昼に寝てシェスタ!とか無理だってとw
その2007年の頃は、私も作業結構頑張っていたし
勉強したり探究心もかなり持っていましたしね。
作業量や、ノウハウの吸収スピードは全然マイペースじゃなく
脳内飽和で沸騰状態でした。
だからこそその話がすごく「いいな」と思えてで。
そしてその漁師の話を「そんな風に思っていた頃もあったな」
と思えるようになりたくて積み重ねてきた結果が振り返れば
「今」に繋がっている。
色々なノウハウや、手法や、テクニックが流行っては消えて・・・ですが。
その5年前も今も変わらず私がこの生活を成り立たせている
「ブログとメルマガで稼ぐスタイル」は変わらず健在です。
そして来年もきっと変わらず私はこのペースでいくと思いますし
再来年もそうありたいなと思います。
最低限の魚が獲れる力があってこその
「マイペース」だと思いますし、そこからそのアメリカ人の
アドバイスを受けるも、自分の今の生活を続けるのも「選択」は
自由だと思うけど。
魚が採れない状態ではマイペースでとか
「自分には自分のやり方が!」と声高に叫んでも
蹴っ飛ばされて終わりです。
ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;'
最初からマイペースでなんてのはヌルい御伽噺で。
最初は誰だって五里霧中の中もがいての「光」ですしね。
夢中でやった結果として「夢」が叶うんだと思うし。
その「夢」は人それぞれだと思いますが。
基本ができていない人はまずはしっかり基礎から学んで
そしてそこからはしっかり作業の計画を立てて
そして2012年がお互にとって更に素敵な一年になりますように・・
そう願って今年のこのブログ記事更新を仕事納めとさせていただきます。
それではみなさま、よいお年をです♪
今年ラストのワンクリックぜひお願いいたしますです (*´∀`)つ
タグ:普通の日記