今の私にできる事

 

先週11日(金)に起きた未曾有の巨大地震および津波によって、

東日本広域において多くの方が犠牲となり、

日本に甚大なる被害をもたらしました。

この災害により被害を受けられた方々に、心からお見舞い申し上げます。

 

今も尚、現地で苦難を強いられている方、

安否の確認が取れずに不安を抱えている方、

親御さんと離れて泣いている小さな子供の泣き顔・・

今、私にはなんと言っていいのか・・

励ましの言葉すら何も出ず言葉に詰まってしまいます。

 

私の両親は今、東京都内に住んでいます。

父親は今回の地震の影響に大きく関連する仕事に関わっている為

今もほぼ家にも帰らず、睡眠もきちんと取れない状態で

必死に働いてくれています。

60歳を過ぎた体で血圧も高く

いつ倒れてしまうのか・・と不安は拭えません・・・

 

そんな父を置いて帰れないと言う母親を

余震の続く中一人で部屋に残しているのも心苦しく

無理やり実家の愛知に帰しました。

 

不安や心細さや心配や・・・で

何も手に付かない心境ではありますが・・

 

冷静に考えれば、今の私の現状でできる事と言えば

通常通りに仕事を行い、しっかりと自分の役目を果たし

被災者の方や、被災地の方々に

「いや・・私も心配で何もできなくってそれどころじゃなかったよ」

なんて言う本当の焼役立たずにならないように

援助でも、支援でもできる「自分の状態」を保つ事なのかな・・

とは思ってもみるのですが。

 

自分自身が、地震の直後に母親と連絡が取れない

メールや電話を待つ不安な時間を

凍りつくような気持ちで一分一秒を長く感じていた手前、

 

特に緊急性も無いメルマガを被災地とそうではない区域の区別もなく

送るとなれば何を書けばいいのか、ただただ

白い画面の前でただ固まるしかなく。

 

今は状況がもう少し落ち着くまでは

メルマガの配信は控えて、ブログやサイトの更新に重点を置いて

私の仕事は私として行っていこうと今思っています。

 

色々な所で募金や義援金の募集が告知されていたり、

ツイッターで役に立つ情報が流れていたり、

ネットを使う仕事としてそういう連絡をまわす側になるべきなのか。

そこも何回も何回も自分で自分と向き合って考えてみました。

 

が。

私は本当にただのアフィリエイターであって。

決して地震や災害の専門家でも人一倍詳しい側の人間でもなく。

何が正しい情報か、何が間違っている情報かの区別すらままならず

それなら決して「情報を流す側」として率先して前に出る側になるのではなく

有益な情報などが埋もれてしまわないように

「黙る」と言うのも今の私の一つの役目なのではないかなと感じています。

 

ブログに関しては、最低限「ネットは見れる環境の人」が

自らアクセスして見てくれる場所なので。

ここでは記事を書こうと思うのですが。

 

身近な人の安否の情報を必死な思いで待っている

被災地の方や、被災者の身近な方に向けてまで無差別で届く

メルマガやツイッターは状況が落ち着くまではできる限り控えたいなと。

 

なので、メルマガの配信再開までは状況を見ながら

少し時間がかかるかもですが。

私が考えた答えの一つですのでご理解いただけましたら幸いです。

 

そして。

今は状況も状況ですしね。

被災者の方以外の人も不安からの苛立ちなどから

あっちこっちでイライラした言葉や何かを責めたり、怒ったり

「怒り」を帯びた言葉が飛び交っているのも見かけます。

 

不安ですしね。心にも棘が生えますし

しかたないですよね。

 

でも。

批判や、責任を追及したり、叱咤や、怒り。

今その言葉をちょっと押さえる事も支援ではないかなと思います。

 

日本がまた元気に復興しはじめたら

思いっきり文句を言っても、今回の原発や、諸々の不手際など

選挙なり、署名なり、色々な形で「是非」を問う形含め

文句でも怒りでも、クレームでもぶちまけていいと思うのですが。

 

今尚、被災地で震えている方がいて。

安否すら不明な方もいて。

現地で必死に作業してくれている人がいて、

被災地以外でも復旧の業務に追われている人がいて。

まだまだ怒る力さえ無い人がいるのが今で。

 

その状況の【今】

安全な場所にいる事ができている立場の人間が

その怒る事ができる余裕のある状況で力任せに怒り

「不安」っていう敵に潰されてしなうのではなく。

 

今使える力は文句や怒りに使うのではなく

励ましや、支援のプラス側の事に使えたら・・・

 

「駄目だ!」「ちゃんとしろ!」ではなく

「ありがとう」「頑張って!」に変えられたら・・・

 

今私のいる地域(関東)でも

ガソリンスタンドは大渋滞ですし、スーパーも品切れです。

 

でも、そこで働いてくれている人に罵声を浴びせて怒っている人もいますが。

その働いてくれている人だって、不安を抱えています。

今そのお店に怒ってしまうより、今お店を開けてくれている事。

まずそこに「ありがとう」と私は言いたいなと思っています。

 

実際「ありがとう」って言うと

店員さんの顔がほんと「パッ」と明るくなってくれて

それだけで「歯車」が少し元に戻っていく小さな力になれる気がしました。

 

こんな状況で生意気な事を書いてしまいましたが・・・・

私に今できるのは怒りや責任追及ではなく

下を向くのでも、上に唾を吐くのでもなく、

しっかり前を見て進んでいく事なのかなと感じての今です。

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